2023年2月3日(金)ー 2月12日(日)
代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム gallery ON THE HILL
縦横無尽に作域を広げる陶芸家・造形作家 内田鋼一の新境地を切り拓く個展を開催 東京代官山のアートギャラリーgallery ON THE HILL(代官山ヒルサイドテラス内)では、2023年2月3日(金)から12日(日)まで、三重県四日市市を拠点に活動する陶芸家・造形作家の内田鋼一による個展「色々ーVol.2」を開催いたします。
青年期にアジア、アフリカ、欧米などの世界各国の窯場を訪れ、現地で使われている素材や技法を体得しながら独自の創作スタイルを築いた内田鋼一は、国籍を超えた「無国籍」な作風として広く知られています。内田の創作の原点である「ヤキモノ」は、土という素材と、作家の内から湧きあがるインスピレーションを構築しながらつくり上げる、無から有を生み出す行為です。塊や無垢のものからではなく、何もないところから少しずつ形をつくり、内から膨らんだような気配を感じさせるもの。内田の作品は一見シンプルですが、プリミティブな力強さと繊細さが混在しています。
大胆で柔軟な内田鋼一の創造力は陶芸家という枠に収まらず、様々な素材を用いたオブジェの制作から店舗や建築の空間提案など、多彩な創作活動へと発展しています。
また目利きとしても知られる内田は、2015年に三重県四日市市の産業陶器で1979年に経済産業大臣から伝統的工芸品として指定を受けた「四日市萬古焼」に特化した私設の美術館「BANKO archive design museum」を開館。2021年には三重県多気町の商業施設「VISON」に、食に纏わる道具の博物館「KATACHI museum」を開館させるなど、アートプロデューサーとしても活動の場を広げて来ました。
4回目の個展となる本展覧会は、タイトルを「色々ー Vol.2」と題し、新たなる内田鋼一の創造力に迫ります。2016年に開催した「いろいろ」の続編である本展では、土、鉄、ガラス、木、紙、布といった様々な素材を駆使した平面・立体作品や茶道具などの新作を展示販売いたします。内田ならではの素材感と、幅広い仕事を通して培ってきたアイデアが融合し、内田鋼一の新たな局面が見える展覧会となるでしょう。
多様に移りゆく世の中と共に、縦横無尽に作域を広げる内田鋼一の新境地をお楽しみください。
【展覧会概要】
タイトル:陶芸家・造形作家 内田鋼一展 「色々 ー Vol.2」
会期 :2023年2月3日(金)ー 2月12日(日)※作家在廊日:3日、4日、5日
開場時間:11:00 〜 19:00 ※最終日は17時まで
入場料 :無料
会場 :代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム、gallery ON THE HILL
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟 1F
主催 :一般社団法人オンザヒル
協力 :ヒルサイドテラス
写真 :岡野 圭
展示販売作品:平面作品、立体作品、茶道具等
※ ご来場予約は承っておりません。
※ ギャラリー内の消毒・換気を徹底しております。
※ ご来場の際はマスクをご着用いただきますようお願い申し上げます。
※ 当店はクレジット決済のみご対応しております。
【オンライントーク】
陶芸家・造形作家の内田鋼一の創造力に迫るトークイベントを開催。様々な素材を駆使した新作について、作品への想いや新たな試みなどを伺います。モデレーターは、gallery ON THE HILL オーナーの朝倉美佳が務めます。オンライントークは予約なしでどなたでもご視聴いただけます。
内容 :「色々 ー Vol.2」 内田鋼一の作品解説
日時 :2023年2月4日(土)20:00 〜 20:45
参加費:無料
出演 :内田鋼一(陶芸家・造形作家)
モデレーター:朝倉美佳(gallery ON THE HILL) *オンライントーク・ライブ配信URL* https://youtu.be/nv4orIH1x4I
【作家プロフィール】
内田鋼一(陶芸家・造形作家)
1969年愛知県名古屋市生まれ。愛知県立瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科修了後、東南アジアや欧米、アフリカ、南米などの世界各国の窯場やアトリエに住み込み、現地で作業をしながら技術を身に付けた後、1992年三重県四日市市にアトリエと窯場を構え独立。国内外の美術館やギャラリーにて個展を中心に活動。著書に、作品集『UCHIDA KOICHI』(求龍堂)『MADE IN JAPAN』(アノニマスタジオ)他、多数ある。2015年三重県四日市市に、明治ー昭和時代の産業遺産的な萬古焼を集めアーカイブした「BANKO archive design museum」を開館。2019年日本陶磁協会賞受賞。2021年三重県多気町のVISONに、食に纏わる道具の博物館「KATACHI museum」を開館、監修。